Book Meter

読書の記録。読みっぱなしは勿体無い。

グレートギャッツビー フィッツジェラルド

若かりし頃の夢を追いかけ、破れた男の物語。

華麗なるギャッツビーである。彼は人生の春に出会った女をただ純粋に追いかけた。手に届くものと信じて、人の気持ちは変わらないと信じて。

とりあえずトムとデイジーはひどすぎる。特にデイジーはあまりにもひどい。一度はギャッツビーになびくかのように見せて、立場がかわった瞬間に逃げ出すなんて。あとそんなにいい女とは思わないのだが。。。トムはある意味何も知らないからこそ救われている。しかし結局は二人とも正しい決断をしたのだと思う。ギャッツビーも嘘つきすぎ、本当の自分を隠しすぎ。しかし彼の努力が報われなかったのは残念である。

努力すれば報われるなんて考えるのはあさましいかな~応援したくはなるけどね、それが実弾になるかどうかはこしらえた人次第というところもあるだろう。運、タイミング、人、、、世の中は落とし穴であふれている。

アメリカの社会の闇が垣間見れる。金持ちとそうでないものの差。生まれ育った家柄。